若手メンバーからみた福知山学園って?
普段一緒に働く機会が少なくても、皆同じ福知山学園のメンバー。
エネルギッシュな若手メンバーからみる福知山学園について、ざっくばらんに語ります。
先輩社員との関係、福知山学園でのお仕事など、リアルな雰囲気をぜひ感じてください。
interviewsymposium
普段一緒に働く機会が少なくても、皆同じ福知山学園のメンバー。
エネルギッシュな若手メンバーからみる福知山学園について、ざっくばらんに語ります。
先輩社員との関係、福知山学園でのお仕事など、リアルな雰囲気をぜひ感じてください。
セントラルキッチン
みわ翠光園
むとべ翠光園
サポートセンター
あまだ翠光園
あまだ翠光園
むとべ翠光園
おさだの翠光園
あまだ翠光園
谷口:「学校で勉強したことと、実際の現場っていうのはギャップがすごいあるな」っていうのは思いました。
施設実習にも3回行きましたが、入社前の施設のイメージと実際の支援現場はギャップがありました。
学校で勉強することは、きれいごとが多い、というか、テキストにはサラッと書いてあるけど、実際働いていたら、いろんな場面があるし、いろんな感情も出てくる。「テキストで学んだことだけじゃ絶対やっていけないな」っていうのは、すごく思いました。
川中:自分は、逆かな。入社前の施設のイメージがもっと悪かったというか。自分の周りの友達とかは、福祉・障がい者支援を学んでいないので、はじめ、「どこに就職すんの?」って聞かれたときに、「福祉関係・障がい者支援をする仕事に行くよ」って言ったとき、「え!?なんでそんな大変なとこに?」みたいな感じに言われたんです。けど、案外入ってみたら、「施設の仕事・直接支援、悪くないな」と感じました。
自分はそんな大変な仕事やと思ってなくて。入ってすぐは、業務として覚えなきゃいけないことが、いっぱいあって、そこは大変やなって感じたんですけど、人と接するお仕事なので、いい意味でも悪い意味でも、自分が「どう接するか」で、ご利用者の反応や、生活が、結構変わってくるところが『やりがいに繋がる』って思います。
川中:自分が一番苦労したなって思うところは、遅出とか早出とかの1シフトを一人で任されたとき。
ご利用者さんの特性とかを充分に覚えきれてない状態で、時差勤に入って、夜勤の先輩スタッフと、遅出の自分の2人で対応。就寝介助とかを全部ひとりでするときに、「自分がやってもいいんかな?」って思いました。
早出の時は、朝出勤後に、毎日記録やサマリーを見て、名前は覚えたんですけど、でも、やっぱり朝の着替えの介助とか、慣れてないんで朝食時間までの時間はカツカツ。はじめは時間に追われることがすごくあって。
「自分の支援で全体の支援のクオリティ下げてるんじゃないか?」と不安でした。
今は少し余裕ができてきたところ。まだまだ、先輩スタッフと比べたら、もちろん支援の質的なところでは、劣ってる部分はあると思うんですけど、いまはちょっと自分視点やなくて、ちょっと周りのことを見れる余裕ができたのかなと、すごく思います。
谷口:頑張ったことは、まずは、環境に慣れることを頑張りました。いまも一人暮らしで、大学時代も一人暮らししてたんですけど、一人暮らしっていうのは変わらなかったんですけど、車通勤は大きな変化かな。
でも、大学時代の生活と、社会人になってからでは、社会人になってからのほうが家にいる時間が長い。
大学のときは、授業して、バイトして、ほぼ家にいなくて、「家では寝るだけ」とかだったんで。社会人になってからのほうが、家にいる時間は長いのに、疲れ方は全然ちがうなと思っています。だから、「休みの日にどれだけ疲れを取れるか!」っていうのを最初はすごいやってました。
安本:僕は「ホウレンソウ」を頑張ってます。セントラルキッチンの先輩にずっと『報・連。相が大切』って教えてもらって。大きいことに関しては報告出来るんですけど、小さいことに関してはまだ出来てないなって。「これは絶対言わないと駄目だな」っていうのは言えるんですけど、「これは大丈夫だろうな…」っていうのは言わなくて、注意を受けてって感じで。判断がまだまだ難しいですね。
谷口:「指示がなくても気付く」「自分で考えて率先して動く」みたいなことが、ちょっとずつ求められているのかな?記録の仕方とかは教えてもらえるけど、ちょっとした場面での対応の仕方とか。トイレ介助のときに、さっと入ったりとか、は判断が難しい。
川中:わかります。それこそ、はじめの段階で、何をしていいかわかってへんから、動けなくて、そこに入れへんくて、「自分は何もできてへんけど、良かったんかな?」みたいな罪悪感とかもありました。
川尻:ご利用者理解というか。障害特性というか。ちょっとあやふやなままなんです。ご利用者一人ひとりの、性格とかもあったりとか、こだわり・好きなもの・声掛けのコツとか。先輩スタッフに、声掛けのコツとか、「こうやって声かけたらいいよ」とか、そういうのを教えてもらって、自分もそうやって声かけてみたら、気分を変えて活動に参加されたりとかもあったんで、広くご利用者理解というか、障がいだけに捉われるんじゃなくて。「その人を知る」ということが難しいけど、大切。それは、頑張ったことでもありますし、これからも頑張っていきたいなって思うところですね。
坂本:確かに。本当、その通り。やっぱり、ご利用者一人ひとり、ちがいがある。ご利用者によって、障がいの程度・こだわり…いろいろ違うから対応も、一人ひとりちがう。
僕がいま勤務している「いぶきユニット」っていうのは、重度の障がいの方が多くて、言葉で何か話せるって人、やりとりができる方が数名ぐらいしかいないんですよ。なんで、まず「何が好きか?」とかもそうですし、障がい特性はもちろん、その人の性格、こだわり、好きなものも分かりにくい。まず何より信頼関係を作るっていうのがそもそも大変で。そこからもういろいろ苦労して、苦労して苦労してって感じで、いまも大変苦労してます、正直(笑)どんな感じで接すればいいかっていうのを苦労しながらもやってるって感じです。
畔柳:頑張ったことは…事務員なので、一カ月単位の業務なんですよ。請求とか、何日までにこれをして、何日までにこれの締め切りが…って感じであるので、覚えることがたくさん。また、次に同じことをやるのが1カ月後とかになるので、出来る限り言われたときにメモを取って、来月忘れないように自分でまとめるみたいなことをとりあえずは一番頑張ったかなって思います。
井上:僕の仕事内容は、入所をされてるご利用者さんの生活の介助がメインなんですけど、他の施設のことはあまりわからないですけど、あまだ翠光園は、割と自分でなんでもできるご利用者さんが結構いて、ご飯とかは自分で食べれるし、お風呂の洗体、身体洗ったりとか、主要な生活のことは自分でされるので、苦手なところをちょっとサポートするイメージです。ご利用者さんの名前と顔を覚えるのが一番頑張ったというか、大変やったというか。80人ぐらいですね。
畔柳:もう全員覚えたんですか?
井上:もう全員名前はわかります。「1階男性」「2階男性」「1階女性」「2階女性」と4つにフロアが分かれてて、自分は2階男性が担当やったんで。2階の男性は、1カ月ぐらいで覚えれたんですけど、他のフロア、1階の男性とか、女性のフロアも、全員覚えられたのは、3、4ヵ月経ったぐらい。
畔柳:すごいですね。どう覚えるんですか?特徴ですか?
井上:特徴とか、自分のイメージと結びつけて。何で覚えたっけな?(笑)「この人は何々っぽい」って名前と結び付けたり、いろいろ必死に必死にやって。そうですね。3、4ヵ月ぐらいで覚えられたんですけど。とりあえずそれ頑張って。あとは、ご利用者さんとなるべくコミュニケーションを取って、少しでも早く馴染めたらなと思いながら、必死にやってきた半年でした。
佐山:私も、入社当初はむとべ翠光園の方で事務員のお仕事をさせていただいて、仕事的には、畔柳さんと同じになるんですけども、まずはじめに、ご利用者の名前を覚えるのが大変でした。「すきっぷ」っていう就学前のお子さん・小学校までのお子さんが通われている事業所があるんですけど、その子たちのお出迎え・受付をしてまして、来られたら、現場のスタッフに連絡するっていう。子どもさんもなんですけど、今はやっぱ皆さんマスクされてるので、名前と顔を覚えるのが大変でした。親御さんと子どもさんのペアを間違えてもいけないので、すごく名前と顔を覚えるのは苦労しました。
山本:大丈夫ですよ。
坂本: 正直なところ…年齢の離れた大先輩には、相談しにくいなと…感じたこともありましたけど、20代・30代の先輩にはよく相談してます。
川尻:私はわからなかったらすぐ聞いてます。先輩スタッフは「私はこう聞いたけどね」とか、「それやったら、誰々さんの方が詳しいと思う」って教えてくれるので、聞きに行ったらアドバイスくださったりとか。
食事表の変更とか、そういう事務業務もさせてもらってるんで、いままで全部リーダーさんがしてくれてはったんで、わからないことは全部聞いて、メモ書いて、教えてもらって、やるようにしてるんです。「どうでしたっけ?」みたいなときには、また聞きにいって、「これはこうこうこうですよ」って、教えてもらってます。
谷口:トイレ介助とかも全然平気になりました。最初はやっぱ抵抗あったし、びっくりしたんですけど、もう今は大丈夫。
安本:誰もが最初に感じる壁、乗り越えられちゃった(笑)
川中:トイレもそうですけど、職員室の向こう側から聞こえてくる声・音もはじめは怖かったんですよ。
入社前に、オリエンテーションに来たときに、壁の向こうから「わーわーわーわー!」ってご利用者の大きな声が聞こえたり、「どんどんどん!」って壁を叩いておられたりとか…「めっちゃ怖いっ!」「あっちは異世界や…」とか思ったんですけど、入社して、大きい声出してはる方のことを知ると、「なるほどな。この人は何も思わずに大きな声出してはるわけじゃなくて、伝えたいことがあったからやな」とか、そういうことを知ると全然大丈夫になりました。