福知山市児童発達支援センターすきっぷ

すきっぷ

【放課後等デイサービス事業】

放課後等デイサービス事業では、その日のメインとなる活動を『サーキット』『コーナー遊び』『グループ活動』『スペシャルウィーク』の4つのパターンに分け、週毎で取り組んでいます。

今週は『コーナー遊び』を実施しました。『コーナー遊び』では一人ひとりがポイントカードを持ち、それぞれのコーナーを周ります。

『落とさずに運ぼう!』のコーナーでは、トングやマジックハンド等の道具を使ってボールを持ち、2本橋やトランポリン等の障害物を越えてゴールまでボールを運びました。回数を重ねる毎に少しずつ難易度を上げ、さらに頭には帽子の枠にボールを乗せて運ぶことに挑戦される方もおられました。足元の障害物に気を取られすぎていると手の力が緩んでボールが落ちてしまったり、「ゴールまでもう少し!」と油断するとトランポリンで身体が傾いて頭のボールが落ちてしまったり…。『○○しながら△△する』というマルチタスクや同時処理を楽しみながら経験しました。

『パソコンゲームに挑戦!』のコーナーでは、パソコンでできるゲームアプリを使って「もぐらたたき(クリック)」や「ドライブ(ドラッグ)」のゲームに取り組みました。学校ではタブレットを使った学習が本格的に始まり、よりパソコン等の操作が身近になりました。「もぐらたたき」は注意の切り替えや抑制・瞬発力が必要で、「ドライブ」は注意の持続や手指の巧緻性が必要となります。細かい手指の操作を苦手とされる方もおられますが、パソコン操作というちょっとした特別感もあり、みなさんぐっと集中して挑戦することができました。

『ままごとセットを完成させよう!』のコーナーでは、中の見えない箱に手を入れ、職員が持っているままごとセットの片割れを触って何かを当て、もう片方を選んで箱の中でくっつけて完成させるゲームをしました。「これかな?」「出すで!?」「やったー!」とやりとりもたっぷりと楽しみながら、相手を想ったり・相手に合わせるという経験ができました。

それぞれのコーナーでそれぞれの色ポイントがもらえ、3コーナーだと3色セット・4コーナーだと4色セットで1枚、スペシャルシールがもらえます。コーナー毎のねらいを達成するのはもちろんですが、成功だけでなく失敗も含めて自分自身と向き合い気持ちをコントロールしたり、身体を動かすコーナー・集中して手先を使うコーナーそれぞれに応じて自身をコントロールしたり、シールをもらうために計画性をもって行動するという視点を持つことも必要となります。

 

ゲットしたスペシャルシールは大事に持ち帰る方もおられますが、ご利用時に持参していただいている連絡帳に貼っておられる方が多く、みんなの連絡帳には頑張りの勲章のように好きなキャラクター等のシールが貼られていっています。「今日はこのシールゲットしたよ!」と誇らしそうにお迎えに来られたお父さんやお母さんに見せておられる方もおられました。