児童発達支援事業

すきっぷ

【児童発達支援事業】

5月14日は「母の日」6月21日は「父の日」と毎年この季節は大切な人に日頃の感謝を伝えられる素敵な機会がやってきますね。すきっぷでも「ありがとう」の気持ちを込めて、5月8日~12日の週は母の日のプレゼント、6月5日~9日の週はファミリーデーのプレゼント制作をしました。どちらの制作も年齢が高い子と低い子のグループに分かれて活動を行いました。その時の様子をご紹介します。

母の日の制作は「数・手指操作」をねらいに取り組みました。最初に「母の日はお母さんに感謝を伝える日だよ」などお話をしました。ピンクのお花紙を「1.2.3…」と数えながら5枚取り、力を入れすぎないように力加減を考えながら指先を使って優しく丸め、糊をつけてお花紙を飾っていきました。

年齢の高い子はハサミを使って線に沿って切り葉っぱ作りにも挑戦しました。手元をしっかり見ながら最後まで集中してはさみで切ることができておられました。

素敵なプレゼントが完成したのを見て「お母さん喜んでくれるかな?」「ママだいすき」「秘密にしてプレゼントを渡したい」などサプライズを考える子もいました。お迎えに来られた時にお母さんにプレゼントを渡し、お母さんが喜んでくれたり上手に作れていることを褒めてもらい、みんなとっても笑顔で嬉しそうでした。

ファミリーデーの制作は「記憶・マルチタスク」をねらいに取り組みました。年齢の高い子は、プレゼントを誰に渡したいかを決めてからマーカーで顔を描きました。画用紙いっぱいに大きく顔を描く子、顔を描いたあとお父さんの好きなビールやガンプラを描く子、1枚の紙に家族みんなの顔を描く子、イメージを膨らませながら思い思いに素敵な絵を描いておられました。

かたつむりの目や口を描く工程では、宝箱の中にマーカーを入れてどの箱にマーカーが入っているかクイズをしました。みんな真剣な顔で、職員が宝箱を動かす様子を最後までしっかり見て答えられました。宝箱の蓋を開けてマーカーを見つけることができると嬉しそうでした。年齢が低い子はかたつむりの歌を口ずさんだりしながらグルグル模様をつけるのを楽しまれたり、完成したかたつむりを使って職員や友だちとかくれんぼや追いかけっこをしたり、ユラユラと動かすのを楽しんでおられました。


すきっぷでは制作を仕上げることを目標にするのではなく、職員とのやり取りを楽しんだり、記憶や数等の要素を取り入れたり、一人一人の発達に合わせながら作ることが楽しいと思う経験を増やしていけるよう取り組んでいます。