第3回目の『いろんな専門家に聞いてみよう』は、管理栄養士の山根さんです。
朝夕は肌寒くなり、段々と秋の訪れを感じますね。
「食欲の秋」といわれる通り、おいしい食べ物が出回る時期になります。さつま芋、栗、きのこ、さんま、柿など様々な秋の味覚があります。毎日の食卓に欠かせないお米も、1年の内でわずかな期間しか出回らない新米のシーズンになります。お米の約8割を占める炭水化物は体内でブドウ糖となり、脳が働くのに必要なエネルギー源となります。ゆっくりと消化吸収されるため、腹持ちが良いです。また体をつくる働きのたんぱく質、疲労回復に効果的なビタミンB群など様々な栄養素が含まれています。
この機会に、モチモチで艶のある甘い新米をご家庭でもいかがでしょうか。子どもの舌は大人より敏感で、好き嫌いが起こるのは成長過程において自然なことです。旬の食材を味わうことは食材への興味が増し、子どもの味覚形成にも繋がります。
毎日の食卓に四季折々の食材を取り入れて、風邪に負けない身体づくりをし、ご家族で楽しい時間を過ごしたいですね。