おくむら先生の七色のひきだし

すきっぷ

 

【子どもの伸びようとする健気な姿に目を向けて】

 

ある保育園に訪問に行かせていただいた時、廊下の掲示にふと目が行き、温かい気持ちになりました。

 

 

 

この詩を読みながら発達の様相にどんな特性があるにしろ、この世に生を受け伸びようと頑張っているわが子の健気な姿をこんな心持ちで受け止め関わり、子育てを楽しんでほしいと思いました。

 

 

 

先日発達相談に来られたおかあさんとのやり取りです。

 

「ママ友と話をすると色々うちの子は他の子と違うんだなと思い心配になります。」

 

「どんなところがちがうの?」

 

「みんな他の子どもは好きなキャラクター(アンパンマン・どらえもん・すみっこぐらしetc)や好きな玩具(電車・車・人形・積み木etc)があるようですし、親が仕向けなくても自然とそうなるみたいで。でもうちの子はそういうのがなくて・・・。」

 

「でも好きなことがあるでしょ?公園で遊ぶのが好きとか、行きたい場所があるとか。」

 

「公園といえば、葉っぱを集めて過ごしたり、石を集めてながめたり・・・。楽しいんかなっ思います。」

 

「あるじゃないですか。立派な「好き」ですよ。多くの子どもとは違っていてマイノリティーかもしれないけど『うちの子はコレクションが好き。』って伝えてもいんじゃない?」

 

 

 

みんな一緒じゃなくてもいいことが沢山あります。一緒の方が過ごしやすく生きやすいことも多いけど、違うから面白い、違うから新しい発見がある。

 

子どもは一人一人違います。わかっているけど受け入れることが難しいんですよね。

 

でも、我が子の伸びる力を信じて子どもが「幸せな一日」を過ごせますように。