おくむら先生の七色のひきだし

すきっぷ

 

【携帯電話と自己肯定感】

 

「自己肯定感」の定義や捉えは人によってさまざまですが、私は「自分には価値があるんだ」「自分は愛されているんだ」といったように自分の価値や存在意義を前向きに受け止める感情や感覚のことだと理解しています。

 

また、子どもが自分の持てる力を発揮しさらに伸びていくために大切な心の土台と言える非常に大切なものだとも思います。

 

 

子育てにおいてはこの大切な自己肯定感を高めていく関わりやほめ方について知りたいと思われる保護者は多いのではないでしょうか。

 

 

 

携帯電話の普及率が97パーセントを越える今、子どもたちにとっても携帯電話は身近なものです。

そんな中この携帯電話の機能の中で「カメラ」は子どもの自己肯定感を育むことに大きく貢献するのではないかと思っています。

 

 

 

身近にある携帯。

タイムリーに子どもの姿を記録することができます。

 

 

人生の節目の記念写真ではなく生活の記録ができることが一番の魅力だと思います。

 

幼いころの自分の写真を見るだけでも、お家の人の話を聞けば更に大きく成長し色々なことができるようになった自分を実感し自信につながります。

 

 

また、特に子どもが努力している姿、努力の結果、作品が写っていれば親子で振り返る機会をもつことで子どもの有能感や存在感に結び付くのではないかと思います。

 

たとえうまく行かなかったことが写真に写っていたとしても(写真て不思議ですね)時間が経っているのでその時の「負」の感情は弱められ、肯定的にその姿を語れることも多いと思います。

 

 

 

そんな時子どもたちは自分が大切にされていることを感じ自己肯定感に繋がっていくのでしょう。

 

 

「ほめ方が分からない。」「ほめることに自信がない。」という保護者の方も是非携帯に収められた写真を親子で見ながら写真に込められた思いを語ってみてください。