今年度1回目の『いろんな専門家に聞いてみよう』は、作業療法士の竹中さんです。
作業療法士の竹中理子です。
すきっぷにはたくさんの遊具・おもちゃがあります。
その中でも今回は、普段すきっぷの運動遊びで使用する「スイング」「フレキサースイング」「梯子」をご紹介します。
名前だけでは想像しづらいものもあると思うので、『こんな遊具で遊んでいるんだ』と知っていただけたらと思います。
スイング(オーシャンスイング)
〈主な目的〉
・揺れや傾き、身体をどう動かしているかを感じる。
・揺れに対して姿勢を保つことで身体の使い方を学ぶ。
・揺れながら対象物や先生を見ることで眼球運動を促す。 など
〈遊び方〉
・座る、立つ、仰向けうつ伏せに寝て乗る。
・みんなで乗って、電車ごっこ。
・先生が大きく揺らしたり方向を変えて揺らす。
・足で蹴る、身体を傾ける、腕の力でロープを引き寄せるなどをして自分で揺らす。
・トンネルを乗せて揺れるトンネルの中を通りながら坂を上る。 など
フレキサースイング
〈主な目的〉
・揺れや傾き、身体をどう動かしているかを感じる。
・どうやって動いたら乗れるか、ボックスへ移ることが出来るかを考える。
・ロープやスイングをしっかりと手を使って握る、持つ。 など
〈遊び方〉
・座ってフレキサースイングにしがみつく。
・立ってロープをつかみ揺れる。
・揺れながら手や足を使ってブロックを倒す。
・揺れながら数を数える。 など
梯子
〈主な目的〉
・両手両足で身体を支える筋力の向上。
・手と足に注意して協調。
・自分の身体の大きさや向きを感じる(ボディイメージ)。 など
〈遊び方〉
・四つ這いで登る。
・立って渡る。
・下り坂になった梯子を降りる。
・梯子に乗りながら壁についているものを取る。 など
他にも遊び方や目的はありますが、すきっぷではこのような遊具を使って楽しい遊びの中で自然とバランスを取ったり無意識的に身体の動かし方を学べるような活動を行っています。
子どもたちと一緒に遊んでいると遊びが広がり、自分では思いつかないような遊び方になることがあります。
そんな子どもの感性と想像力で一つの遊具・おもちゃが大変身する瞬間がとっても好きです。
「そんな使い方もあるんだ!」と毎回驚かされ、ワクワクした気持ちになります。
こんな遊具で遊んでいると少しイメージを持っていただけたら嬉しいです。
「すきっぷで今日はどんなことをしたのー?」とお子様にぜひ聞いてみてくださいね。