おくむら先生の七色のひきだし

すきっぷ

 

 

文字の読み書き 焦らないで♡!

 

小学校入学まで2カ月、「そろそろひらがな読めるようになってよー。」と少し焦り始めておられる年長児さんの親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

 

ひらがなの読み書きができるようになる時期は発語と同じように個人差が大きいので、まだ「準備」が整わない(読み書きを支える力が十分ついていない)時期に焦って無理に読ませたり書かせたりしようとすると苦手意識の方が定着してしまいます。

 

文字の読み書きを支える力は遊びや生活体験を通してつけることができます。

豊かな言語活動の中で自然と文字への興味関心が生まれ文字を便利なものとして獲得しようとします。

机上学習を焦らず、読み聞かせを楽しむ中で文字に触れる機会を増やしたり、友だちの名前や家族の名前を読めることの便利さを体験したりすることで上手に文字への関心がもてるよう刺激してあげてください。

 

 

 

 

文字への興味を引きだす遊びとして、冬には温かい部屋で家族で楽しむ双六やかるた、アナログな机上ゲームは是非体験しておきたい遊びの一つです。

 

ゲームやユーチューブにその要素がないとは言えませんが、昔ながらの遊びの中には文字への興味関心を引き出すだけではなく、他者意識やコミュニケーション能力を高める要素が含まれています。

是非、家族や園で楽しんでいただくことをお勧めしたいと思います。

まだまだ節分をこれから迎える冬半ば。

温かいお部屋で是非。

 

 

 

小学校に入学し5月の連休後には本格的にひらがなの読み書きの学習が始まります。

 

小学校入学後の多くの子どもたちは「早く勉強(ひらがなや数字の学習)したい。」と言います。

学習へのモチベーションが最も高くなる時期ともいえます。

 

しかし、文字学習に必要な力が発達的に整う時期は個人差もあり1年生スタート時に全ての子どもにその力が整っているわけではありません。

 

でも心配しないでくださいね。

今、学校でもその個人差に対する理解が進み、いろいろな指導法を工夫してくださいます。

 

文字への興味関心につながる遊びとしてカルタや双六などを紹介しましたが、他にも型はめ、パズル、しりとり、逆さことばあそび、じゃんけんグリコ(グーは「グリコ」3段、チョキは「チョコレート」6段、パーは「パイナップル」6段階段上り)、せっせっせー遊び、運動遊びや粘土遊び、制作の活動も読み書きを支える力につながります。

幼児期は子どもが好きな遊びに十分講じることが文字学習の基礎を育てることになります。

 

 

 

なぜ?

 

その1

子どもが最初に文字に気づくのはひとつひとつの独立した文字ではなく、文字のかたまり(ロゴ)です。その文字のかたまりが何となく特定のものと一致していることに気づき、次にその文字のかたまりを分解して、一文字一文字を音と一致させ読めるようになります。

 

その気づきにつながるのが、文字の形(違い)を認識する力、文字のかたまりを一音一音分解する力、音の違いが分かり正しく発音する力等です。こういった力を自然と育むのが体験的に実感を伴える遊びなのです。

 

 

 

その2

「とうもころし」と書いてあってもほとんどの人が、パッと見て「とうもろこし」と読まれるのではないかと思います。

 

私たちは、沢山の文章を読むとき一文字一文字を正確に読むのではなく、知っている言葉を推測して読み進めています。ですから知っている言葉が多ければ多いほど推測には有利です。

 

ごっこ遊びや読み聞かせは語彙獲得を促します。幼少期には言葉のシャワーを沢山浴びさせておいてあげてください。

 

 

 

その3

文字を書くには文字の形を認識し、思い通りに鉛筆を動かす力が必要です。

型はめやパズルは形を違いを認識する力に繋がります。

粘土遊びやあやとりは指先の力を鍛え、指先の微細な運動にアプローチします。

 

 

 

このひとつひとつの力が連動し「読む」「書く」という行為を実行する力になっていきます。

幼児期に身体全体を使って遊ぶこと、お家の人やともだちと一緒に具体的な体験の場で言葉を交わす事、色々な物を具体的に操作する事など豊かな幼児期の体験(遊び)が学力の基礎を作ります。